教育改革 educational reform 2004 6 20

 最近、若者の就職難が問題になっています。
これに対して、いろいろな議論がなされています。
 おそらく、こんな原因もあるかもしれない。
学生を採用する企業の方に余裕がなくなった。
 人口増加社会で高度成長時代ならば、
採用した学生を、
お金と時間をかけて、研修によって、一人前にしてきたが、
今は、人口減少社会で低成長時代である。
なおかつ、企業戦国時代である。
だから、採用した学生を、お金と時間をかけて、
研修によって、一人前にする余裕がなくなった。

 かつて、私が大学へ入学した時に驚いたことがあった。
学部の入学式で、学部長が、こんなことを言っていた。
「君たちは、もう勉強をしなくていい。
君たちは、一流大学へ入学できて、
頭がいいと思っているだろうが、本当にそうか。
社会に出て、社会を勉強してきなさい。」
 しかし、先輩は、こんな忠告をしていた。
学部長は、あんなことを言っているが、
学部長の授業は厳しいし、試験も厳しい。
 こうして、私たち新入生は、
社会を勉強するとともに、大学の授業も頑張ることになった。
今の「ゆとり教育」とは正反対で、「詰め込み教育」となった。
社会勉強と大学の勉強における「詰め込み教育」である。













































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